サッカー W杯 コスタリカになぜ負けた【解説】

サッカー

  • なぜ日本はコスタリカに負けてしまったの?

日本がコスタリカに負けた原因をまとめました。

こんにちは、ホトイです。
私は、J1リーグの下部組織出身で現在は強豪大学の体育会サッカー部で活動しています。
自分の経験から得たものを発信していきます。

さて、今回はコスタリカ戦の敗戦理由を徹底解説します。

本記事を読むと

  • ・コスタリカに負けた理由が分かる
  • ・日本代表の課題が見える
  • ・スペイン戦はどんな所に注目すべきか分かる

ぜひ最後までご覧ください。

コスタリカに負けた7つの原因

コスタリカに負けた理由をまとめました。

  • 攻撃の狙いがはっきりしない
  • 攻撃のテンポが遅い
  • 距離感が悪い
  • 守備から攻撃がほぼない
  • セットプレイから点取れそうにない
  • ボールの奪いどころが定まっていない
  • 変化が少ない

以上の7つです。
それぞれ詳しくみていきましょう。

攻撃の狙いがはっきりしない

どこから攻めたいのか、チームとして狙いが見られなかったです。
5バックの相手に対してどうやって崩していくのか。

  • サイド割っていくのか
  • 中央突破を狙うのか
  • 背後を狙うのか

見ていてあまり伝わってきませんでした。

一例を挙げると。

三笘選手を投入して、1対1をやらせれば良いが、バックパスが多かったり・・・

また、1対1の局面なのにサポートにいってしまう。
そうすることで必然と相手の枚数も増えることになります。

実際に5バック引かれたときは正直難しいですよね。
だからこそ、もっとチームとして狙いがあっても良かったなと感じました。。

僕だったらこんなことを意識出来たかな。

  • まずは中盤の距離を近くして、相手に絞らせない
  • 相手が中しめたらサイドの1対1
  • 中の枚数多くする

チームでどんな狙いがあるのか、共有されているはずだけど、出し切れていないと感じました。。
何より、選手が混乱している様子が見ていて苦しかったです。

攻撃のテンポが遅い

1人1人がもつ時間が長すぎたと感じました。
相手は前から来ないからと言って、のんびりやっていた印象があります。

例えば

  • 吉田
  • 遠藤
  • サイドバックの2人

上記の選手が、めちゃくちゃテンポ遅かったです
スペインみたいに、真ん中使いながら、もっとテンポを作らないといけない。

でも、5バック引かれて、カウンター狙ってくる相手に縦パスは怖いと思います。
確かに分かります。

ですが、テンポ良く回る距離にいれば必然と奪われた瞬間にスイッチを入れることも出来る。
そしたら、日本が得意なショートカウンターも発動できるのではと考えます。

特に中盤の距離を意識してテンポを生み出すことが大切だと感じました。

距離感が悪い

後半は特に、選手どうしの距離感が悪すぎた。
解説の方もいっていたように、シャドーが相手ボランチに隠れる形になって、後ろの選手からしたら出し辛い状態でした。

後ろの選手はボールを持てていても、前に進めない状態が続きました。
結局、最後はサイドを割っていくことしかなくなってしまった。

5バック引かれると相手の距離感が狭いのでそこに入れていくのは難しいのは承知しています。
だからこそ、相手から少しずれて受けて、サポートしてを繰り返すことで的を絞れなくする必要があります。

コスタリカ戦では1人1人が遠かったことでリズムが出せませんでした。
もっと3人目を使えるような関係性を持つことが必要だと考えます。

守備から攻撃がほぼない

奪ったらボールを下げるシーンが多すぎです。
その理由は、カウンターにビビっていたのと前が要求しないから。

前半のシーンで特に多かったのは、「奪ったボールを遠藤が持つと前を見ずに下げる。」

これを繰り返していくと、相手は奪われても戻せば良いだけ。

落ち着かせることも必要ですが、のんびりしすぎた印象がありますね。
確かに、全部が全部前につけれるわけではありません。

特に前半は、優先順がボールキープになっている場面が多くありました。

「奪ったら前」をもっと意識したほうがいいと思いました。

セットプレイから点取れそうにない

コーナーキック、フリーキックから得点が入りそうにもなかったです。
2本の直接フリーキックがありながら、枠にすら入ってないません。
コーナッキックも特にデザインされていない。

例えば、もっとショートコーナーを増やすとかが必要ですね。
 
相手は日本よりもでかい国ばかりなんだから、もっと工夫しないと点は入らないです。
スペインは、ほぼショートコーナーを使っています。

キッカーがいないのは正直残念。。

たしかに、中村俊介や遠藤保仁などの名手はいません
だが、工夫次第で、セットプレーは大分変わります。

セットプレーにこだわりを持たないと、勝てる試合も勝てなくなる。

ボールの奪いどころが定まっていない

どこで、奪うのか、どこから守備するのか、曖昧すぎると感じました。
前半、相手が低い位置でボールを持っていたとき、持たせるような形を取っていた。
そして、少しプレスにいってボールを回収。

そんなに悪い印象はないけど、奪ってショートカウンターみたいな形を増やさないと、リズムが生まれない。前から行き過ぎても、裏蹴られるのが怖いのかもしれません。

たしかに、裏のボール1本には気をつけながらも、やはり前から行くべきだったと思います
日本は良い守備が出来ないとなかなかリズムが生まれないのはこの試合からも分かったことでしょう。

自分たちの強みを生かすような守備をするべきだったと強く感じました。

変化が少ない

ピッチにたっている選手たち自信に変化が見られなかった。
その理由はどーすればいいか分からない状態に陥っていたからだと思います。

なぜか上手くいかない。

そんな時もあるはずです。
ですが、それをそのままにして、時間だけが過ぎていった試合となってしまいました。

変化といえば3バック気味にするだけ。
本質は何も変わっていない。

引く相手にどーするのか、上手くいかないときに変化させるのか。
これが圧倒的に足りないと感じました

でも、試合中に選手だけで変えて良いものなのか。

監督からももちろん子はかかっていると思う。

ただ、実際にピッチにたっている選手のフィーリングがかなり大事です。
もっと選手同士で話して「変化」させていかないといつまでたっても、引く相手にはゴールを奪えません。

選手どうしで、「変化」させていくことが必要だと感じました

【サッカーW杯】次の試合に向けて

次のスペイン戦に向けて大事なことは以下の3つだと考えます。

  • 守備から攻撃
  • セットプレー
  • わりきる

スペインはボール保持のチームです。
さらに、攻撃時にポジションが良いため、奪われてもすぐに取り返しているシーンが多いです。

奪ったボールを大事に保持できるか。
ただ下げるだけではなくゴールに迎えるか。

ここがものすごく大事だと思います。

セットプレーに関して、スペインはネーションズリーグでスイスに敗戦したとき2失点ともセットプレイからです。
しっかりデザインして数少ないチャンスを決めきることが鍵になりそうです。

最後に、「わりきる」ことが大切だと思います。

ボールを持たれても焦れずに耐える時間はしっかり耐えましょう。

チームの団結力が試されます。

朝4時からですが、日本を応援しましょう。

今回は以上です。

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