- 松木玖生選手のプレイスタイルについて知りたい
- どこが評価されているのか知りたい。
- 松木玖生選手の課題はあるのか。
こんな方へ向けた記事となっています。
私は、J1リーグの下部組織出身で現在は強豪大学の体育会サッカー部で活動しています。
自分の経験から得たものを発信していきます。
松木玖生選手のプレイスタイル
- ポジション:MF
- 利き足:左
- 身長:180
- 体重:76kg
☑現代のボランチの象徴
彼自身、自分の強みは「守備の出来るところ」といっています。
ボールを奪う技術に加え、得点能力の高いMFは現代の必要とされいる選手ですね。
青森山田時代は、4-3-3の真ん中の右をやっていました。
今季加入したFC東京でも、その位置での出場が見込めることでしょう。
高校1年生の時から青森山田の中心的人物でした。
下記では、彼の評価されているプレイスタイル、今後の課題について記載しております。
評価されている点
松木玖生選手の評価されてる点についてまとめました。
- 決定力
- フィジカル
- 守備
- 戦術理解
- メンタル
それぞれ詳しくみていきましょう。
決定力
彼はボランチながら高い決定力を持っています。
全国高校サッカー選手権大会では、何度もゴールを奪っているシーンが目立ちましたね。
様々な得点パターンを持ち合わせているのも彼の特徴です。
- セットプレイからヘディング
- ドリブルからシュート
- フリーキック
- こぼれ球
- クロスからゴール
どれも簡単にゴールを奪ってみせます。
なぜそんなに決定力が高いのか。
嗅覚と予測、あとしっかり中に入っていることですね。
ボランチであれほどゴールへの嗅覚がある選手は、なかなかいないです。
多彩な得点パターンがあるといっても、やはりボランチなので、こぼれ球、クロスへの入りからの得点が多いです。相手を外す動きはもちろん、しっかりと相手を振り切ってゴール前に入ってきます。
これからどれくらいゴールを奪うのか楽しみですね。
フィジカル
高校生離れした圧倒的なフィジカルが彼の持ち味です。
飛び級でU-22の代表に招集され、その中でも圧倒的なフィジカルで相手を潰していました。
先日のJリーグ開幕戦でも、王者フロンターレ相手にけしてフィジカル負けしていませんでした。
☑走力半端ない
前に飛び出していく力、切り替えの速さは天下一品です。
ゴールを奪うためにしっかり中に入っていけます。
また、ボールをロストした後の切り替えがものすごく早いです。
戻るべきところに戻れていて、そこでもしっかり守備をする。
身長180センチあり、空中戦にも強くて本当にすごい選手です。
90分間通して運動量が落ちることはなく、一瞬のスピードも速い。
彼のフィジカルが今後Jリーグでどこまでいくのか楽しみですね。
守備
上記で述べたように松木選手自身も自分の特徴は守備だといっています。高校年代では、フィジカル的に圧倒的に勝っていて、どんな相手に対しても潰している印象がありました。
☑寄せが速い
特に攻撃から守備に切り替わった後の寄せがはやく、相手の自由を奪います。
ボールを奪ういきってそのまま前にあがっていくので相手にいたらとても嫌な選手です。
個の守備だけでなく味方に対しての声かけで、守備のスイッチを入れて、自分の思うような形でボールを奪えます。
後に戦術理解のところで話しますが、リーダーとしての素質や、奪う絵を描けているのは本当にすごいと思います。
戦術理解
青森山田で1年生からでていることもあって、ゲーム感覚は他の選手に比べると圧倒的な差があると思います。高卒の立ち振る舞いではないし、大学で経験してきたかのように、FC東京になじんでいる。
☑リーダーシップ
特に守備おいてどこでボールを奪うのか、具体的な指示を青森山田では自ら発信していた。
圧倒的なゲーム感覚に加え、発信していく力もあるため、しっかりと自分のタスクをこなせる選手です。
Jリーグ開幕戦を見ていても選手と積極的にコミュニケーションをとり、自分のやるべきこと、味方への要求などしっかりできています。
いくら個ですごい能力をもっていても、チームに順応出来ない選手というのは沢山居ます。
彼はどこへいってもやれることは間違いないでしょう。
メンタル
彼のメンタリティーは本当にすごいとしか言いようがないですね。
本田圭介選手のような振る舞い、発言をしていますよね。
先輩に対して、はっきりものを言えて、結果で示していく力がある。
Jリーグ開幕戦を見ていても堂々と、淡々とプレイをしている姿は、高卒ルーキーとは思えません。
☑挫折
彼は、中学の時から高校の試合に出るなど、注目の選手でした。その時から、メンタルは強く、コーチは驚いたという。しかし、彼をもっと大きくさせたのは、選手権の全国大会です。
高校1,2年生の時、準優勝という結果におわり、とても悔しい経験をしたことだと思います。
三年生の時には、注目の的になりながらも、結果を残し優勝した。
この経験が今の強い彼を生み出したのではないでしょうか。
スポーツにおいて、メンタルは重要な役割を果たします。
本気で目標を立て、自分は出来るという自信がなければやっていくことは出来ません。
松木選手から学ぶことが出来ることでしょう。
課題
上記で述べたように、得点をとれて守備ができて、フィジカルも高く、リーダシップもある。
絵に描いたような理想の選手です。
そんな彼の課題は一体何なのか。実際課題という課題は見えてきませんが、私なりに思ったことをあげます。
☑ビルドアップ,ボールコントロールの質
青森山田では、後ろからつないでいくというより、対角の長いボールで、人数をかけていくというサッカーをしていました。彼はもちろん、基本的なボールを扱う技術は高いです。
しかし、Jリーグのレベルの高い選手と比べると、ボールロストが多いように思えます。切り替えでカバーできていて、あまり目立ってはいませんが・・・
また、自陣でボールを受けたがる選手でもないので、少し隠れているようにも思えます。Jリーグ開幕選では、真ん中でボールを頻繁に触るというより、サイドに流れたり、裏を抜けたりしている印象が強かったです。
彼の特徴である守備や前への推進力に加えて、自陣でも難なくビルドアップに参加し、相手をいなせるようになれば、さらに活躍出来るのではないかと思います。
意図的にサイドに張っていることもあると思いますが、中で使われていくためにはもっと、ボールコントロールの質を上げていかなければなりませんね。
彼ならきっともっとスーパーな選手になれるでしょう。
※課題といってもあくまで個人の意見です
まとめ
松木玖生選手のプレイスタイル
攻守において圧倒的な存在感
松木玖生選手の評価されているところ
- 決定力
- フィジカル
- 守備
- 戦術理解
- メンタル
松木玖生選手の課題
ビルドアップ,ボールコントロールの質※あくまで個人の意見
彼の今後に目が離せませんね。
コメント