- スイーパーって何?
- どんなことが求められるの?
- 有名な選手は誰?
こんな方へ向けた記事です。
私は、J1リーグの下部組織出身で現在は大学の体育会サッカー部で活動しています。
自分の経験から得たものを発信していきます。
本記事を読めば・・・
- スイーパーについて理解出来る
- スイーパーの役割がわかる
- スイーパーの有名な選手を参考にできる
以下で詳しく解説していきます。
最後まで是非ご覧ください。
スイーパーの役割
スイーパーって何?
ポジションは主にセンターバック(CB)の位置です。
3バックの真ん中の選手を(スイーパー)と呼ぶこともあります。
味方のカバーやゴール前のボールをクリアするための選手です。
いってしまえばフィールドプレイヤーの最後の砦となります。
守備の安定感を出すための戦術といってもいいかもしれません。
役割
- 味方のカバー
- 守備の安定
- 中央にきたボールをはじく
味方のカバー
スイーパーの主な役割が「味方のカバー」です。
スイーパーはマークにはつかずに、1枚余っていて他の選手のところをカバーします。
最終ラインのボールは全て、スイーパーが拾ったり、クリアするイメージです。
広範囲を1人でカバーします。
守備の安定
守備を安定させるために1枚残しておくわけです。
フィールドプレイヤーの中で一番後ろに位置しているので、味方に守備のコーチングを的確に行うことが大切です。
どっからプレスに行くのか、誰にマークをつかせるのか、具体的なコーチングが必要です。
「安定」という意味ではスイーパーの選手がチームを落ち着かせるプレイを心がける必要があります。
例えば・・・
- 簡単にクリアしないでつなぐ
- 選択肢を多くもつ
一番後ろの選手が落ち着けばチームも安定します。
中央にきたボールをはじく
ストッパーが一枚余っているわけですから、相手は1枚フリーな選手がいるわけです。
どこが空きやすいかというとサイドです。
外からのクロスボールが増えることが考えられます。
もちろんクロスをあげさせないことも大切ですが、1枚余っている利点は中央固めです。
スイーパーがしっかり跳ね返せなければ弱点となります。
スイーパーに求められる能力
上記でスイーパーの役割について確認しました。
その役割から見えてくるスイーパーに求められる能力をまとめました。
- 予測力
- 走力
- 飛ばす力
- 全体へのコーチング
予測力
上記で述べた通り、スイーパーの主な役割は「味方のカバー」です。
カバーをするためには、予測が必要です。
具体的には・・・
- どこにボールが行きそうか
- 相手選手はどこに動きそうか
「次」を考えられないといけません。
もちろん、コーチングで誘導することも大切です。
目指すべき所は、相手の考えを読むことです。
相手の体の向き、目線などから「次」を予測できるようになりましょう。
走力
最終ライン全体を1人でカバーするため、「走力」は必須かと思います。
単純な足の速さはもちろんだが、何回もスプリントできる力が必要です。
足の速さは速いに超したことはないが、予測力が優れている選手がスイーパーに多い印象です。
何回もスプリントできる力は必須です。
飛ばす力
上記でも述べたように、相手のクロスが多くなる場面もあるかと思います。
しっかりと遠くにボールを飛ばせる能力の求められます。
ヘディング、キックなど、基本的なプレイをしっかりとこなせないといけません。
クリアが短いと2次攻撃されてしまう。
クリアの原則
- 高く
- 外に
- 遠くへ
力まずしっかりとボールに当てましょう。
全体へのコーチング
フィールドプレイヤーの中で一番後ろにいる選手ですから、誰よりもコーチングしなければいけないポジションです。守備を自分のやりやすいように味方を動かすのです。
守備の主導権を握りましょう。
コーチングで大切なのは「はっきりとすること」です。
- プレスにいくのか行かないのか。
- 誰に行かせるのか。
- どこで奪いたいのか
狙いをもって味方にはっきりと伝えることを意識しましょう。
スイーパーとストッパーの違い
スイーパーとストッパーの違いは、守る対象です。
もちろんゴールを守るんですが、スペースを守るか、人に行くかの違いです。
スイーパーは、スペースを守り、味方のカバーなどがメインです。
ストッパーは、「人」に対して行くイメージです。
マークをつき、その相手に仕事をさせない。
ある種、エース潰し的な役割を持つこともあるでしょう。
ストッパーの選手には、「対人の強さ」が求められる。
個で強い相手に対して、個で向かっていく戦術です。
ポジションはスイーパーと同じく一番後ろです。
時には、ずっとマンツーマンで相手をつくこともあります。
有名な選手
- マスチェラーノ
- プジョル
- カンナバーロ
- ベッケンバウワー
- 長谷部誠
僕が知っている選手をピックアップしました。
ベッケンバウワーは「リベロ」のポジションを確立して選手です。
長谷部も同様に「リベロ」というタスクを与えられている選手の一人です。
一言でスイーパーといっても、チームによって色々な役割があります。
スイーパー、ストッパー、リベロ、それぞれ役割が少し違いますね。
キーパー=スイーパー
GKの役割はゴールマウスを守ることです。
近年ではそれ以上のことを求められることが多いです。
- ビルドアップ
- ライン間のカバーリング
キーパーのビルドアップについて今回の記事では割愛する。
□ライン間のカバーリング
最終ラインとゴールマウスの間のスペースをキーパーがカバーしています。
近年ではとても高い位置をとるキーパーも多い。
- ノイヤー
- エデルソン
- 飯倉(ヴィッセル神戸)
守備の局面において、ペナルティエリアの外まででてスペースのカバーをしている。
そうなれば「スイーパー=キーパー」と再定義するべきではないか、といわれることもある。
現代サッカーではキーパーがスイーパーの役割を担っているとも言える。
スイーパー まとめ
- スイーパーの役割 : カバー
- スイーパーに求めること : 危機察知能力、走力、コーチング、ボールを飛ばす
- ストッパーとの違い : ストッパーは「人に対して」強い
- 有名な選手 : プジョル、カンナバーロ、長谷部 他
- キーパーもストッパーの役割を担う
一言で「ストッパー」といえどもそれぞれのチームで違うタスクを求められる。
各チーム内で求められることをしっかりこなそう!
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