【ヴィルツのプレースタイルを解説!】ドイツ期待の若手を分析します。

ヴィルツ サッカー

「ドイツ代表のヴィルツってどんな選手なの?」
「ヴィルツのプレースタイルは誰に似ている?」
「ヴィルツの適正ポジションはどこ?」

こんな風に思っていませんか?

本記事ではサッカー歴17年、Jリーグの下部組織で10番を背負ってた私が、ドイツの期待の新星ヴィルツの経歴やキャリアからプレースタイルまで詳しく解説しています。

ぜひ最後までお読みください。

ヴィルツの基本情報

ヴィルツ

フロリアン・ヴィルツについての基本情報を以下にまとめました。

  • プロフィール
  • キャリア
  • 今シーズンの活躍

それぞれ詳しくみていきましょう。

プロフィール

名前 フロリアン・ヴィルツ
生年月日 2003年5月3日
年齢 21歳
出身 ドイツ プルハイム
身長 176cm
体重 72kg
利き足
所属チーム レヴァークーゼン
前所属チーム FCケルン
ポジション OMF

21歳のヴィルツは176cm、体重72kgと世界のアタッカーと比べてもあまり大きくはありません。

そんなヴィルツがどんなキャリアを歩んできて今の活躍があるのか、以下にまとめました。

キャリア

リーグ戦記録 ドイツ代表歴
2018-2019 U-15
2019-2020 7試合・1得点 U-16
2020-2021 29試合・5得点 U-17
2021-2022 24試合・7得点 U-21
2022-2023 17試合・1得点 A代表
2023-2024 32試合・11得点 A代表

ヴィルツはユース時代FCケルン所属していましたが、2020年にレヴァークーゼンに移籍し、プロデビューを果たしました。

ヴィルツが記録した17歳34日でのブンデスリーガ初ゴールは、リーグ最年少記録となっています。

今後の活躍が期待されていた若き才能は、2021-2022シーズンに全十字靱帯を損傷し約1年間プレーする機会は失われました。

2022-2023シーズンの後半に復帰し、徐々に注目を浴びる存在へとなっていきます。

【ヴィルツの活躍】2023-2024シーズン

ヴィルツは2023-2024シーズンで一気に世界中に名を轟かせました。

リーグ戦32試合出場、11ゴール10アシスト。2桁得点2桁アシストを記録し、レヴァークーゼンを無敗優勝へと導く。

ブンデスリーガのデータによると90分間でのゴール関与は0.83で、およそ1試合に1点関与していることになります。

ゴールとアシストで結果を出していますが、一体どんな選手なのか次の章でプレースタイルを詳しく解説していきます。

ヴィルツのプレースタイルを5つ紹介

ヴィルツ

ヴィルツのポジションは攻撃的な左サイドハーフです。

トップ下や右サイドハーフで出場することもあります。

所属チームのレヴァークーゼンでは、3-4-3のフォーメーションの左ウィング(LFW)の位置で出場することが多かったです。

ヴィルツがどんなプレイスタイルなのか、以下にまとめました。

  • 独特なリズムのボールタッチ
  • 正確無比なキック
  • 豊富な運動量で貢献
  • 適切なポジショニング
  • 倒れないバランス力

それぞれ詳しくみていきましょう。

独特なリズムのボールタッチ

ヴィルツは独特のリズムで相手の逆をとるのが上手い選手です。

常にボールが体の真下にあるため、DFからすると足を出しづらいですし、少しのボディフェイントでもついていけなくなります。

たとえば、ヴィルツのドリブルで多いのが、体の向きでわざと相手を誘い出して逆をつくシーンです。さらに、相手の逆をつくだけでなく、単にスピードで抜き去る場面も多いので相手からすると厄介な選手ですね。

目線や体の向きで相手を欺くのが上手いので、「ファンタジスタ」や「司令塔」など呼ばれるにふさわしい選手といえるでしょう。

正確無比なキック

ヴィルツは、キックでファンを魅了させられる選手です。

今シーズン、ヴィルツはリーグ戦で11アシスト記録しており、その大半がゴール前の繊細なパスから生まれています。

「そこを通すのか!」と圧巻のパスを見せてくれるので、非常にワクワクする選手です。

また、両足とも正確に蹴れるのがヴィルツの特徴ともいえます。ヴィルツは右利きですが、左足でサイドチェンジするシーンも多いです。

得点とアシストだけでなく、パスで展開を変えることもできる選手なので見どころ満載ですね。

豊富な運動量で貢献

ヴィルツは攻守ともにハードワークできる選手です。

攻撃時には「パスを出して、動き直して」を繰り返し行うことで相手よりも有利なポジションを取り続けています。

フリーランニングが得意な選手なので、ゴール前での1タッチゴールが多い理由も納得ですね。

また、攻撃だけでなく、守備でも貢献出来るのがヴィルツの特徴です。攻撃から守備の切り替えが素早く、ボールを取り返しているシーンも多い。

繊細なボールタッチに加えハードワークできる選手は、やはり世界でも数少ないです。

献身的なディフェンスができる点も重宝され続ける要因ですね。

適切なポジショニング

ヴィルツはポジショニングが良いので、フリーでボールを受けられます。

適切なポジションをとれるのは、何度も繰り返し動き直しているためです。

ゴール前でフリーになっていて1タッチでシュートを決めるシーンが多いのも特徴といえます。また、トップ下をやっているときは、相手から奪われない場所でボールを受けるシーンが多い。

ヴィルツは相手より先にポジションを取り続けて、相手が来たら次のスペースへまた動くのを続けています。

相手がボールを見ているときに、ヴィルツが動き出しているシーンが多いのでよく見てください。

倒れないバランス力

ヴィルツのプレースタイルの特徴は「倒れない」です。

相手がファウル覚悟で止めに来ている場面でも倒れるシーンは少ない印象。

ヴィルツがなかなか倒れない理由は、姿勢が良く優れたボディバランスを持っているためです。

体幹の強さもありますが、相手をいなすのがとても上手く、相手の力を利用して加速している場面も見られます。

囲まれても失わないキープ力と、倒れないバランス力で何度も局面を打開している選手です。

得点やアシスト以外にも、観客を沸かせるプレーを何度もしているのでぜひ注目してください。

ヴィルツの今後の展望

ヴィルツ

ヴィルツの市場価値は、1億2900万ユーロともいわれていて、23歳以下のランキングではスペイン代表16歳のヤマルに次いで2位となっています。

ヴィルツのレヴァークーゼンとの契約は、2027年までとなっていますが、バイエルンミュンヘン、バルセロナ、マンチェスターシティなどのビッグクラブからの関心もあるようです。

バイエルンミュンヘンはかねてよりヴィルツに興味を示していて、2025年夏の移籍市場での獲得を目指しているとの報道もあります。

若き才能の今後が楽しみですね。

ヴィルツのプレースタイルまとめ

ヴィルツはFCケルンのユースからレヴァークーゼンに引き抜かれて、プロデビューを果たしました。レヴァークーゼンに移籍後、ブンデスリーガ最年少ゴールを記録。

その後の活躍も期待されていたが1年程の大怪我を負い、そこから2023-2024シーズンで大活躍し世界的に注目される選手に成長しました。

ヴィルツのプレースタイルは以下の通りです。

  • 独特なリズムのボールタッチ
  • 正確無比なキック
  • 豊富な運動量で貢献
  • 適切なポジショニング
  • 倒れないバランス力

スーパーなプレーを何気なくやってしまうのが、ヴィルツの象徴ともいえます。

海外のスター選手と比較してとくべつ身体能力が高い選手ではありませんが、相手の逆をつくプレーや正確無比なキックで観客を魅了させる選手です。

私個人的には、日本人だと鈴木唯人選手のプレースタイルに似ている気がします。

今後の移籍にも注目が集まっている選手なので目が離せませんね。

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